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  日 時  
平成19年10月15日〜16日
参加者
森 義明・市川義高
視察先
熊本県熊本市
 「全国市議会議長会研究フォーラム」


[熊本市] 全国市議会議長会研究フォーラム

 第2回 全国市議会議長会研究フォーラム in 熊本が熊本市民会館で開催されましたので、そこに参加をさせて頂きました。 昨年は東京で1回目の開催でしたので地方都市では初めての事でありました。以下感じた事を別紙に記し報告を致します。

 第1部は元総務大臣 竹中平蔵氏より基調

 講演「地方行政の課題」を1時間ございましたが小泉内閣で5年半金融担当相から郵政民営化迄の種々お話がございましたが、今回の参議院選で自民党が大敗したのは小泉改革の陰の部分、いわゆる負の部分で地方と都市の格差が出ていると言われているが、当事者からはそれは当らないと強調されておりました。

 小泉内閣は改革なくして成長なしを旗印に5年半政権運営をして来た。 小泉首相の出発時株価は7000円台でありましたが、今日では1万7000円に回復している事。 金融界が不良債権を抱かえ国から2兆円投入して生き返れさせた事。 郵政民営化をした事で格差が本当に生じたのか? それは全く論議がかみ合っていない事。 少しあるとすれば公共事業を60〜70%程度迄落とした事が地方に影響したかは判りませんが、日本の公共事業は欧米に比べ3倍もありそれを2倍位迄水準を下げただけで今の国の財政を考えると借金で公共事業を増加する事は限界に来ています。 確かに私達から見ても国の事業には時差が余りにもあり決定した時と着工する時期が20年〜30年もあり本当に無駄な事業に成っている事と合せ当初の事業費が5倍〜10倍、いやそれ以上に成っているものもあります。

 竹中氏は学者ですから内閣に入って役人と族議員との抵抗に合い大変苦しい思いをされた様でありますが、我々地方議会は是非共、地方分権一括法を是非実現してほしいと強く言われておりました。
 金は国へ2/3上納、仕事は地方が2/3、いわゆる自治体には1/3の財源しか渡さず、国は地方に仕事をやらせそれに口をはさんで来る。 道州制の論議もありますが先ずは国と地方の仕事と金をはっきり分けてからではないと今と何ら変わらないと強調されていました。
 各県共、地方テレビ局、新聞、銀行が地域に根ざしており、これらを広域に活動させる様にしているべきであり、真の地方自治が行われる体制作りをさせなければ成らないと感じました。

 プログラムにあります、パネルディスカッション「地方行財政改革の行方」は大学教授と新聞記者に熊本の議長が入ってのものであり実戦部隊は議長1人だけですので何時の様なディスカッションであり、余り感銘は受けませんでした。

 2日目の「予算・決算審査のあり方」については私共と同様、翌年の予算編成に反映すべく、ようやく9月会議に決算審査をする様に成ったが、合併した事によりバラバラのやり方をようやくまとめつつある富山市の実状を聞きました。
 1つだけ感じたのは前年度の監査委員に成った人は決算の委員には加われないのが私共と違っている所でした。
 もう1つは別紙にあります様に議会による事務事業評価について、多摩市の副議長が発表されておりましたがこれも私共ではやっていない事でありました。
以上特に感じた事を記しておきます。

 最後にロビーにおいて熊本市の課長と話をする機会がありました。
現在熊本では熊本城築後400年祭を行っており種々のイベントが入ると元に本丸の復元工事が 行われておりますが新幹線が鹿児島迄直行すると熊本市は単なる通過点になってしまうのではないかとの危惧を強くもっておられました。
 昔から熊本は九州の行政の中心であり国の出先機関は殆ど熊本だったのですが今は福岡に殆ど持っていかれたとの事でありました。 これに新幹線運転で更に熊本市の地位が落ちるとの心配でありました。

 最後に平成の大合併の件ですが、熊本県は94市町村から48市町村に成りましたが国からの不交付団体は本田技研熊本製作所のある大津町だけとの事でありました。
道路も大津町は大変良く成っており本田技研進出時の人口が約10,000人だったものが現在は29,000人、H19年度財政力指数は1.1との事でありました。 一般会計は100〜110億との事でありました。 この数字は大津町総務課に聞いたものです。

 以上研究フォーラムと関係ない事も記しましたが、議会基本条例もどこの自治体議会も進めている様でありますので、我々も今後益々忙しく成る感がありますが頑張ってまいります。

  日 時  
平成19年8月5日〜7日
参加者
森 義明・市川義高
視察先
宮城県岩沼市
 「健康増進施設について」
 
宮城県名取市  「中心市街地活性化について」




[岩沼市] 健康増進施設について

 私達市政研究会は8月5日から8月7日にかけ宮城県岩沼市及び名取市を視察してまいりましたのでその内容について報告致します。
尚、最初にお断りしておきますが詳細に付きましては事前の調査内容に基づき十分な資料が用意して頂いておりましたので重複するものは極力省略し、質疑応答とそれに対する考え方、感想を中心にご報告致します。

 先ずは岩沼市 健康増進施設「グリーンピア岩沼」についてでありますが、以前より年金基金の大きな無駄使いとして批判を受けております保険年金事業団が昭和59年に着工、昭和63年4月にオープンし平成15年3月にわずか15年の運営で財団法人岩沼が解散したものを、平成15年11月に岩沼市が取得したものである。
 当初総事業費77億1千万円、総面積177ha(市の面積 3%)の広大な土地と施設を含めわずか3億685万円(税込み)で岩沼市の財産と成ったものであり取得費は平成15年に取得額の20% 6765万円を支払い、残額は平成16年度から25年度の10年間で支払うとの事でありました。
 この用地は殆どが民有地であり事業団の買い取り額は約12億円余りで市民が売却しており、買戻し差額の約9億は市民全体の利益に成ったとの見方もありますが、何よりもこの177haの山間部は産業廃棄物の業者に買収されるのを市民全体が恐れていたとの事であり、グリーンピアの土地買収に市が仲介に入り又その施設も含め市のものに成り、市民の健康増進に役立てているとのことでありました。但し、取得費以上に年中使用出来る施設の改修に3億5000万円を投じているとの事でありました。
 この施設は市の直営でありますが、それぞれの施設を民間委託しているとの事であります。 総収入(利用額)年間5000万円に対し支出が1億2000万円であり、年間の持出し額は7000万円との事であります。

 健康づくりの「運動普及事業」についても説明を詳しくして頂きましたが、曜日別の事業者、目的、対等者など一覧で頂いてまいりましたが、募集人員は15名が限界である事と何よりも男性の参加者が殆どいないのが大きな悩みのようです。
 私達の住む鈴鹿は、民間のスポーツジムへ多くの市民が自分の健康管理を考え自主的に参加している旨の話をしたところ、民間でやっている所がありそれに多くの人達が参加しているのであればそて以上の事は無いとの事でした。
又、私の感じでは鈴鹿は全体では確かに女性の方が多く参加していますが、男性も結構多いですよ(若い人は夜間、年寄り(定年後)昼間の利用)と話をして帰りましたが、施設としては少し中途半端であり人口4万3000人の市と交通アクセスの面を考えると岩沼市としては良く頑張っているとの印象を受けてまいりました。







[名取市] 中心市街地活性化について

 次に名取市の「中心市街地活性化について」

名取市駅周辺整備事業
ウイングプラザ・ウイングロード・新駅舎などこの事業はJR名取駅舎を橋上駅にする事により、東西の連絡通路を長さ62m巾6mと広く長くゆとりのあるものにし、その東西に駅舎とプラザホールを設置し会議室・イベント・サークル活動に利用出来る場所の提供。
 コミュニティプラザでは、インターネット・市政情報サービス・市民窓口の設置をした事で駅舎、自由通路、都市施設の充実につとめた事で基本コンセプト「未来へはばたく名取の翼」であり、名取駅を「WING」でデザインさせております。
 総事業費25億1551万円を要しており、内訳は一般財源10億7000万円、地方債5億6500万円。 名取市としては重要事業として位置付けている。隣が仙台市である事。現在のJR利用者は13,000人/日。市の人口69,000人であり、仙台市に近い場所に開発された新規の団地の住民は車での通勤が多く、幹線道路も仙台方面に繋がっており、名取駅の方を向いている人は昔からの住民が主であり、駅舎に近い人達の利用が多い事から駅の東西の駅前広場を整備すると共に積極的にマンション用地を提供していました。又、計画段階から市民参画により市民の意見を広く反映した事。東駅前広場整備については模擬実験をされたり、景観整備については市民からの公募で参加者を募り検討委員会発足し整備方針、構成施設の配置、素材等について7回に渡り検討を行ってきたとの事で、結果、水・緑・光を表現したシンボルとしてロータリー中心に高木(ケヤキ)を植えたとの事です。
 学者、植木等の専門知識者の意見を聞いて、かなりの大木を目玉として移植したが3年で枯れてしまい大変残念がっておりました。

 限られた時間でありましたが有意義な視察が出来ました。出来れば白子駅が早くこの様に成る事を念じつつ帰路に付きました。

 関係資料は事務局に保管してありますので、ご参照頂ければ幸いに存じます。





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